これまで一度も海外に行ったことがありません。どうも、ノブです。
この記事では、短期免許の外国人騎手について書いてみました。
短期免許取得の条件
外国人ジョッキーについて書くにあたって、まず、短期免許取得の条件について記してみたいと思います。なお、2017年から条件が変更されていますので、変更後の条件を記載します。
このいずれかの基準を満たしていることが条件となります。また、期間については
1年間にそれぞれ最大3か月交付することを基本とするが、JRAで新規に短期免許を取得する騎手、または次年度以降に短期免許を取得する騎手のうち、前年の暦年の免許期間中の制裁点が15点を超えて30点以下であった場合、および1回の騎乗停止を受けた場合は、1か月単位で1年間にそれぞれ最大2か月までとなる。
出典:Wikipedia
となっています。
なお、制裁点が30点を超えた場合および2回以上の騎乗停止を受けた場合は、次年度の短期免許が交付できなくなります。
2017年に基準が改訂されかなり厳しくなったのですが、その理由をJRAは「近年、負担重量の超過や禁止薬物の使用などで制裁を受けるケースが出てきたため」としていますが、出稼ぎに来ては高額賞金をかっさらっていく外国人ジョッキーを快く思わない日本人騎手の嫉妬もあったとかなかったとか。
いずれにしても、外国人ジョッキーが日本で騎乗するための短期免許取得は、かなり狭き門となっています。
個人的にはミカエル・ミシェル騎手に来て欲しいのですが、この条件では厳しそうです。
※今後は、JRAの通年免許の取得に挑戦されるそうです
狭き門になったことで
狭き門になったことで、昔ほど多くの外国人騎手が来ることは無くなりましたが、逆にその門を潜り抜けてくるわけですから、来日する出稼ぎ外国人騎手のレベルが劇的に高くなったことは言うまでもありません。
外国人騎手のレベル
とりあえず、ここ数年(コロナもあったのでさらに数は少ないですが)短期免許で来日した外国人騎手をまとめてみます。
A・シュタルケ(ドイツ)、C・スミヨン(フランス)、C・デムーロ(イタリア)、D・レーン(オーストラリア)、J・モレイラ(香港)、O・マーフィー(イギリス)、R・ムーア(イギリス)、W・ビュイック(イギリス)、C・ホー(香港)
まさに世界の超一流のジョッキーばかりです。
上記の騎手たちは、場面に応じて即座に対応する判断力と技術力、短時間で馬の能力を見抜き最大限に引き出す能力など、あらゆる能力において、日本人騎手を遥かに凌駕しています。
例えると、日本の騎手はエサを与えられて生きている動物園の猿山の猿なのに対し、彼らは100%野生を生き抜いている猿の群れ(の頂点にいるような人たち)と考えるとわかりやすいのではないでしょうか。
紛れもなく日本のトップジョッキーの一人であり遠征経験も豊富な武豊の全盛期でさえ、海外で勝つのは容易ではありませんでした。
また、今の日本のジョッキーで最も能力が高いのは間違いなくC.ルメールですが(彼も元々フランス人ですが)、そのルメールでさえも、彼らの中に入るとそこまで抜けた存在ではいられません。
日本の騎手とはそれほど騎乗レベルの差があるというのを前提に、予想もする必要があります。
外国人騎手を狙うなら重賞
基本的に、外国人騎手が明らかに能力の高い馬に乗る場合は、逆らわない方が賢明でしょう。
ところが、重賞(とくにGⅠ)においては、上位人気確実の馬などはすでに主戦騎手が確定していることが多いんです。
てことは…
重賞(とくにGⅠ)では、一流の外国人騎手が乗る馬なのに、あまり人気にならないというパターンが多くなると思いません?
そう。勘のいいあなたなら気付いたと思いますが、重賞(とくにGⅠ)において、そういうパターンが高額配当を生んでくれることはけっして珍しくないのです。
2022年のレパードSや小倉記念でも、まだ来日経験の浅い香港のチャクイウ・ホー騎手が好走し、高配当をもたらしてくれました。
絶対に買いとは言いませんが、重賞で人気が無い時こそ、まずは注目してみるべきでしょう。
可能であればデータも見る
とはいえ、もちろん彼らがどんな馬でも全て確実に持ってくるかと言えば当然そんなことはありません。騎手によっては得意なコースや苦手な(あまり成績の良くない)コースもあったりします。
例えば、すっかり日本でもお馴染みのR.ムーア騎手ですが、実は僅かとはいえ意外にも芝よりもダートでの成績が良いのです。
【R.ムーア騎手】
― | 1着 | 2着 | 3着 | 着外 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
芝 | 27 | 28 | 17 | 75 | 18% | 37% | 49% |
ダート | 15 | 16 | 8 | 37 | 20% | 41% | 51% |
このように、何度も来日しているような騎手であれば、しっかりデータも確認して予想することで、より的中率を上げることができます。
まとめ
外国人騎手は、人気の盲点になりがちな重賞でこそ高配当をもたらしてくれるということをお伝えしてきました。
僕の馬券理論では、的中率はもちろん回収率の底上げを狙うため、人気薄の馬も買い目に入れることを推奨しているのですが、もちろん人気薄の外国人騎手もその候補です。
とは言え、けっして闇雲に穴馬を狙うわけではなく、しっかり根拠に基づいて購入するために、【穴馬が激走する20の法則】というのを参考にしています。
それは「そんなパターンがあったのか」と目から鱗が落ちるような、これまで誰も提唱してこなかった、それでいて汎用性と再現性の高い穴馬好走パターンを詳しく紹介しているものです。
実は、先述のチャクイウ・ホー騎手も、その好走パターンに当てはまっていました。
つまり、パターンさえわかれば誰でも簡単に出馬表から穴馬を見抜き、高配当の馬券を当てることができるようになるのです。
もし、あなたが今、
回収率70%くらいしかねぇよ…馬券買うたびにどんどんマイナスが膨らんでいってるし、そろそろデカイの当てないとなぁ。なんか穴馬を見抜くいい方法はないものか
と思っているならば、ぜひ下記の記事もご覧ください。僕の馬券理論について、もう少し詳しく書かせていただいています。
また、もしこの記事に関する感想などもあれば、コメントいただけると嬉しいです♪
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・凱旋門賞などのJRAが指定するGIを通算2勝以上している