【競馬】重馬場、不良馬場の予想で超重要な3つの視点

どうも、なんだかんだ言って雨の日は外に出たくないノブです。

この記事では、重馬場や不良馬場、所謂『道悪』の攻略法について書いてみました。

道悪の定義

ご存知の通り、馬場状態は大きく

良、稍重、重、不良

の4段階に分けられていて、大雑把に言うとそれぞれ以下のような状態です。

芝の場合

・良=乾いた状態
・稍重=やや湿っぽい状態
・重=やや水分を含んで柔らかくなっている状態
・不良=踏みしめると水が染み出すほど水分を含んだ状態

ダートの場合

・良=乾いた状態
・稍重=やや湿っぽい状態
・重=砂が水分を含んでやや固くなっている状態
・不良=砂が水分を含んで泥状になってきている状態

※水分含有量などの細かい数字は予想にはまったく関係ないので割愛します。

ここでは、とくにこの中の重馬場と不良馬場を総称して『道悪』と呼ぶことにします。

馬場状態が悪化すると…

馬場状態が悪化するとどのような傾向の変化が生じるのかを見てみましょう。

芝の場合

足元が柔らかくなるため時計がかかる
芝が剥げて舞い上がる
踏ん張りが効きにくく、滑ることもある

ダートの場合

・砂が水分で固まるため足元が固くなり、より早い時計が出やすくなる
・良馬場では砂が舞うが、道悪では泥が飛ぶ

つまり、芝の場合は道悪になると、馬場が柔らかくなるため時計が出にくくなってパワーが求められるようになり、ダートの場合は逆に馬場が固くなりスピードが出やすくなるという事が言えます。

また、剥げた芝や泥が飛ぶため、それを被って嫌気を出す馬が出ることも考えられます。

予想に必要な3つの視点

上記を踏まえて、道悪の場合、予想にどういう視点を加える必要があるのかを考えてみます。

ちなみに、芝でもダートでも、稍重くらいまでであればそこまで神経質になることはありません。普段通りの予想でまず問題ないでしょう。

①まずは道悪実績を見よう

競馬新聞から読み取れる最もわかりやすい情報がコレです。しかし、そもそも道悪経験が少ないと、巧拙ではなく相手関係で結果が出ている可能性もあるので判断しにくいですし、道悪が初めてだとまったくわかりません。

とは言え、3戦以上経験して連対率10割とか、5戦以上経験して複勝率10割とかなら多少は信頼してもよさそうです。

②種牡馬から考える

よく言われるのが、

道悪が得意な種牡馬

というのがいるということ。これについては様々なサイトで分析、紹介されているのであなたも見たことがあるかもしれません。

血統的な評価やデータから照らし合わせてみた結果、明らかに道悪の方がパフォーマンスが上がるだろうと判断できるのは、

ドリームジャーニー、オルフェーヴル、ゴールドシップ

ステイゴールド三銃士

元々ステイゴールド産駒は道悪に定評がありましたが、彼らは見事に受け継いでいると言っていいでしょう。これらの産駒であれば、道悪の場合には優先的に評価して良いと思います。

ちなみに、ドリジャとオルフェは全兄弟ですが、それにゴルシも含めた3頭ともに母父がメジロマックイーンというのも興味深いところですね。

それ以外については、芝とダート別に紹介していきましょう。

芝の道悪で成績が上がる馬

・ディープスカイ
・リーチザクラウン
・マツリダゴッホ
・ディープブリランテ
・エイシンフラッシュ
・キズナ
・ミッキーアイル
・ラブリーデイ

ダートの道悪で成績が上がる馬

・クロフネ
・ホッコータルマエ
・キズナ
・サウスヴィグラス
・アイルハヴアナザー
・カジノドライヴ
・ヨハネスブルグ

このあたりも、道悪を味方につけるタイプですので、これらの産駒は取捨の際に優先する価値があると言えるでしょう。

逆に、良馬場と比較してパフォーマンスが落ちる傾向にある種牡馬もいるのですが、これはあくまでもデータ上「(他の種牡馬と比較して)良馬場よりもやや数字が下がる」というものであり、必ずしも「道悪では買えない」ということではありません。

逆に道悪が苦手という先入観があると、それを念頭に馬券対象から消して失敗するパターンが出てきます。

つまり、

競馬ファン

最初は買おうと思っていた馬なのに、あの種牡馬の産駒は道悪が苦手だと思って消したら勝たれちゃったよ~><

ということが往々にしてあるのです。ですから、道悪が苦手(とされる)種牡馬についてはここではあえて掲載しませんし、あまり気にしないほうが良い結果を生む可能性が高いです。

あくまでも道悪のレース予想の際に、道悪に有利な種牡馬の産駒を優先するという視点が重要なので、基本的に道悪に強い種牡馬を覚えておけば問題ないと考えています。

③脚質から考える

道悪になって一番有利になる脚質はズバリ、

逃げ

だと断言できます。その理由は…

・芝はパワーが必要となり差し追込み馬のキレる脚が使えなくなる
・ダートはスピードが出やすくなる分、前が止まりにくくなる
・芝、ダートともに土や泥を被るリスクがない

以上のことから、道悪では逃げ馬(特に単騎逃げが見込める場合)は積極的に馬券に入れたいところです。

ただし、先行馬が多い場合は、騎手も前残りを想定するため全体的に前傾展開になりがちなので、その場合は差し追込み馬よりも、捲りタイプを狙ってみたいところ。

所謂『長く脚を使うタイプ』というやつで、逆に言えば直線に向いてからの切れ味で勝負するタイプは割引と考えていいでしょう。

また、パワーを要するため、同時にスタミナも要求されます。やや長めの距離に実績のある馬や、前走から距離を短縮している馬に注目してみるのもいいかもしれません。

まとめ

道悪の場合に、予想にどういう視点を加える必要があるのかについてまとめてみます。

・道悪実績を参考にするには少なくとも3戦以上の道悪キャリアが必要
・道悪に有利な種牡馬の産駒を優先する

・逃げ馬が有利。差し馬なら直線勝負型よりもマクリ型

一般的に、やはり良馬場に比べて道悪のほうが高配当が出やすい(荒れやすい)傾向にあり、回収率アップのチャンスと言えます。

もし当日の馬場状態が道悪だった場合、上記を踏まえて予想をブラッシュアップすることで、高配当をゲットできる確率がグッと高くなるでしょう。

僕の馬券理論では、基本的にある程度の的中率を維持しつつ、より回収率を高めることを意識した考え方であるため、できるだけ高配当の馬券を的中することを重視しています。

そのため、道悪のレースに対する考え方もそうですが、人気薄の馬の狙い方には非常にこだわっており、しっかり根拠に基づいて的確に穴馬を探すために穴馬が激走する20の法則というものをまとめています。

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