どうも、最近は階段を上がると太ももが痛くなるノブです。
この記事では、お馬さんの『疲労』について書いてみました。
馬だって疲れる
当たり前と言えば当たり前なのですが、馬も疲れます。
レースで全力疾走したら疲れるのはもちろん、その疲労が蓄積していくことも。もちろん、厩舎スタッフなどの陣営もそれはわかっているので、十分なケアも踏まえて出走するレースを決めていきます。
が、しかし。
例えば、とあるレースで人気馬が大きく負けた時に、陣営のコメントで
というのを聞いたことが無いでしょうか。
馬は会話ができないため、スタッフが状態を見て「大丈夫だろう」と判断するしかないのですが、見た目では判断できない疲労が溜まっている場合も有り得ます。また、GⅠレースなどでは、多少疲れているなと感じても出走せざるを得ない場合も考えられます。
ただ、レース前に陣営がコメントでバカ正直に
疲労が溜まってきているけど無理やり出走させてるから、買わないほうが良いよ
とは言いません。せいぜい、
だいぶ休みなく使ってきているので、このレースが終わったら放牧に出す予定だから頑張ってほしい
といったところではないでしょうか。それでも「ああ、だいぶ疲れてきているのね」と判断できますが。
馬柱から疲れを見抜く
上記のように、新聞紙面上の厩舎スタッフのコメントなどで「疲れている馬」を見抜ければいいのですが、とくに人気馬ともなれば陣営もそうそう弱気なコメントなど出しません。
かと言ってレースが終わった後に、「目に見えない疲れがあったのかも」などと言われても後の祭り。
当然、予想する側としては馬柱から見抜かなければなりません。
重馬場での激走はマジで疲れる
ここでは、馬柱から見抜ける代表的なものを一つご紹介したいと思います。
とくにトップレベルの馬たちが鎬を削る重賞レースで顕著な傾向なのですが、
重~不良馬場で1着だった馬の次走は疑え
という法則があります。
重~不良馬場で走ればそれだけでも疲れますが、そこで激走すると、やはり次走までに回復しきれないようです。もちろん、3か月以上の休養期間を挟んでいたなら別ですが。
例えば、重馬場だった’21大阪杯を制したレイパパレは、次走の宝塚記念では2番人気で3着に敗れていますし、他にも重馬場の’21阪神大賞典を制したディープボンドも、天皇賞(春)で1番人気ながら2着に敗れています。また、あのキタサンブラックも不良馬場の’17天皇賞(秋)を制した後のジャパンカップでは3着に敗れています。
地力があれば惨敗こそしないものの、やはり次も勝ち切るのは難しいようです。つまり、
前走、重~不良馬場で重賞を勝った馬は頭では買えない(休み明け除く)
ということになります。特にこれらの馬は人気になりがちなので覚えておくといいでしょう。
ちなみに例外は、重馬場の桜花賞を勝った後でオークスをも制したデアリングタクト。これに関しては、1頭だけレベルが違っていたというしかありません。
連続での重馬場はさらにツライ
こちらはサンプル数自体が少ないのですが、これが顕著に表れたケースがあったのでご紹介します。
2020年の菊花賞で、三冠馬コントレイルをあと一歩のところまで追いつめて2着したアリストテレス。
その次走、2021年アメリカジョッキークラブカップ(GⅡ)。
アリストテレスは単勝2.4倍の断然人気でレースを迎えました。しかし、レースは見た目でわかるほどボコボコの不良馬場で行われたのです。
ご覧の通り、アリストテレスは見事に快勝。
しかし大変だったのはここから。なんと次走の阪神大賞典(GⅡ)も重馬場だったのです。
菊花賞2着という実績に加え、前走で不良馬場を勝っているわけですから、当然このレースも「重馬場であっても問題ない、寧ろプラス」と判断され、単勝オッズ1.3倍の圧倒的1番人気に支持されたのです。
しかし結果は、掲示板にすら載れず7着に惨敗。
過酷な不良馬場のGⅡを激走した後に、また重馬場…そりゃ疲れますよね。
高配当馬券に繋げる
このように、馬柱から「危険な人気馬」を見抜く方法はいくつかありますが、人気の馬が負けるという事は、それだけ馬券的には高配当が期待できるわけです。
危険な人気馬を見抜くというのは、高配当馬券を手にするためにも、また買い目を減らして回収率を底上げするという点からも、非常に重要です。
僕の馬券理論はけっして闇雲に無謀な穴馬を狙うわけではなく、データや理論に基づいて考えているので、ポイントさえ掴めば誰でも簡単に出馬表から穴馬や危険な人気馬を見つけ、できる限り見逃すことなく高配当の馬券を当てることができるようになっています。
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目に見えない疲れが溜まっていたのかも