どうも、小中学生時代の校内マラソン大会では、男子だけで一学年100人近くいる中、毎年5着以内と善戦するも優勝は一度もなかった男、ノブです。
この記事では、そんな「いつも好走するけど、でも勝てない」という馬について書いてみました。
ロイスアンドロイスとは
古い競馬ファンならその名を知らぬものはいないであろう隠れた名馬。しかし、もし知らない人がいたら困るので、一応彼の戦績を紹介しておきます。
ここまでの戦績は19戦して[3.9.4.3]。
ちなみに勝ったレースは未勝利と1500万下(現3勝クラス)が2勝。つまり、これだけ重賞で善戦しているのに、オープンクラス以上で勝ったことがないのです。
そしてここからが彼の人生(馬生?)のハイライト。
そんな彼が、国内のGⅠ戦線を戦い抜いてきた猛者が集う秋の天皇賞、日本国内はもちろん世界各地の名馬が参戦するジャパンカップと、強豪犇めくGⅠレースに果敢に挑戦したのです。
その様子がこちら。
なんとここでも連続3着。
未勝利でも、500万下でも、そして1500万下でも…2着3着を繰り返して来た彼は、たとえ重賞だろうが、ましてや世界トップレベルの強豪が集うGⅠであろうが、やっぱり3着。
そう、彼は相手が誰であろうと関係なく頑張る(でも勝てない)善戦ホースだったのです。
相手が強いほど燃える?
ロイスアンドロイスはやや極端ですが、所謂『相手なりに走る馬』というのはわりと存在します。
そういう馬をよく
相手が強いほど燃えるタイプなんだよ、きっと
と評する人もいますが、おそらくそんなことは無いでしょう。
彼のような馬にとってあまり相手の『格』というのは関係なく、自分はあくまでも相手のレベルに合わせて走る、という感覚なのでしょう。要するに
一緒に走るのが好き
なのだと思われます。
これは元来群れで生活していた馬という生物にとって、なんら不思議な事ではありません。
だから、善戦はするけど勝てないと考えられます。
結局強いの?弱いの?
善戦するけど勝てないロイスアンドロイスのような馬ですが、強いか弱いかで言えば、間違いなく強いでしょう。
そもそも弱かったらGⅠで善戦など絶対に不可能です。
先述の理論で考えれば、彼らは「勝ちたい」という気持ちよりも「一緒に走りたい」という気持ちが強いが故に勝てないだけで、どんなに強い相手であってもついていけるだけの能力はあるのです。
そんなレースの格に関係なく善戦する彼らですが、逆に言えば格下のレースを取りこぼすことも多いため、とくに重賞などでは人気の盲点になる場合もあります。
例としてこちらをご覧ください。
2021年 小倉記念(GⅢ)
2021年の小倉記念に出走してきた⑨モズナガレボシ。この馬は未勝利を抜けるまでに苦労したものの、未勝利馬ながら1勝クラスを勝った後は6戦続けて掲示板入りも、3勝クラスを勝ちきれずに善戦してきた馬です。
ここでは、3勝クラスの身でありながらの格上挑戦で6番人気でした。
1着 ⑨モズナガレボシ(6番人気)
2着 ⑦ヒュミドール(5番人気)
3着 ⑩スーパーフェザー(8番人気)
単勝⑨960円 馬連⑦-⑨3,870円
三連複⑦-⑨-⑩15,470円
三連単⑨-⑦-⑩93,130円
彼は低評価を覆し、見事に格上の馬たちを撃破したのです。
頭数が少ないハンデ戦ということもあり、配当的には人気ほど高い配当にはなりませんでしたが、善戦マンが重賞で穴をあけた好例と言えるでしょう。
このように、「なかなか勝ちきれないけど実は強い馬」もしっかりと見抜いて買い目に入れていくことが、高配当の馬券を手にするために欠かせない要素の一つとなってくるのは言うまでもありません。
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1992年12月にデビューし、新馬から翌年の4月まで6戦するも、そこまでの成績は[0.5.1.0]。
2着5回、3着1回と複勝率は100%だが勝てず。
そして5月に格上挑戦でオープン(当時)の青葉賞に出走、未勝利馬ながらオープン馬相手に3着。その後ようやく未勝利を勝ち、次走、またしても格上挑戦のラジオたんぱ賞(GⅢ)で3着。
そうなると、もう自己条件(500万下・現1勝クラス)は楽勝だろうと思いきや、またしても500万下で連続2着。その後、三度目の格上挑戦となったセントライト記念(GⅡ)でも2着。
そこで賞金が加算され菊花賞(GⅠ)に駒を進めたものの、さすがにここでは7着。デビュー13戦目にして初めて4着以下に敗れます。
その後5戦し、勝ち負けを繰り返しながら降級も挟んで1500万下(現3勝クラス)を2勝、ようやくオープン馬に上り詰めて迎えたオールカマー(GⅢ)で、またしても3着。